前田食品株式会社

埼玉県は全国でも有数の小麦の産地です。（平成２８年の収穫量は全国６位）
昔から小麦粉を食べる文化があり、「朝まんじゅうに昼うどん」という言葉が伝えられているほど小麦粉は身近な存在です。

熊谷市、深谷市、美里町、行田市、本庄市など、県北での栽培が盛んです。

基本的にはどの小麦粉でもうどんもお菓子も作れます。

ただし、食感や味が違ってきます。
お菓子は薄力粉に近いもの。うどんは中力粉に近いもの、パンは強力粉に近いもので作るとよりおいしく出来上がります。

小麦粉にはそれぞれの特徴がありますので、詳しくはお尋ね下さい。どんなアイテムをつくりたいか、食感、色、やわらかさ、弾力、香りなどをお伝えいただけるとより詳細なアドバイスがし易いかと思います。『どっしりした小麦の味のするパンが作りたい』とか、『ツルッとした弾力のあるうどんが作りたい』とか、お好みをお伝えください。お客様のご要望にお応えして小麦粉をお薦め致します。

ポストハーベスト農薬は国産小麦では使用を禁止されています。

ポストハーベスト農薬とは、収穫後の農作物に使用する殺菌剤、防かび剤などの農薬のことです。
大型タンカーなどで輸送に時間がかかる外国産農産物は、害虫やカビなどによる品質劣化を防ぐために必要とされると言われています。

むかし、国産は外国産の小麦粉と比べて『色が黒い』『吸水が入らない』『扱いづらい』等と言われることもありましたが、国産小麦の品種改良が盛んに行われ、色・吸水・加工適正などの改善がなされてきました。
その結果、国産小麦の銘柄も増え、最近では品種の違いをそれぞれ楽しんだり、小麦の味や香りを好まれたりする方も増えてきました。
また、国産小麦は冬作物なので農薬の使用量がお米などと比べて少ないと言われ、国産は収穫後のポストハーベスト農薬なども使用されておりません。

全粒粉は小麦粉の一種で、小麦の表皮、胚芽、胚乳をすべて粉にしたものです。つまり『小麦を丸ごとすり潰した粉』です。お米でいえば玄米にあたります。風味が良く、栄養価や食物繊維が豊富です。

弊社では細挽き、中細挽き、粗挽きの他、石臼挽き、小麦粉と同等の細かさの微細粉全粒粉（スーパー全粒粉）など、お好みに合わせてお使いいただける様、様々な種類の全粒粉を取り揃えています。

小麦粉に混ぜてお使い下さい。
まずは、いつものレシピに少量混ぜることから始めて下さい。目安はパン10%、麺1～3%、お菓子5～10%です。
食べてみて「もうちょっと風味があったほうがいいな」と思ったら、少しずつ全粒粉を増やしていき、好みの割合を探して下さい。

どちらも小麦を丸ごと挽いた全粒粉ですが、スーパー全粒粉は粒子が極めて細かい全粒粉ですので、小麦粉と同様に使用でき、混合割合も問いません。

麺では、なめらかでザラつきがなく、５０%混合してもつながります。麺色の経時変化や風味の変化にはお気を付け下さい。
お菓子は１００％で使用でき、ふくらみも良くしっとりと仕上がります。シフォンケーキやスポンジケーキなどもふんわりおいしく出来上がります。

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